靴を履く、足を知る、ということ

 

みなさんは、ご自分の『足』のこと、ご存知ですか?
靴を履いて歩くことで、随分無理をさせていませんか?

靴はバッグやコートのように流行に合わせ、ファッションの一部として販売されてきました。毎日、足の「疲れ」「痛み」「変形」などの悩みを抱えながら、我慢しているお客さまの何と多いことでしょう。

かつて、私自身もそうでした。

プレタポルテのスーツと7センチヒールのパンプス….。それが制服でもあり、毎日何時間も履いて仕事していた時の靴は、苦痛以外の何者でもありませんでした。

目的に合わせた靴の履き分けなど考えもしなかったせいで、すっかりからだ全体に変調をもたらしてしまいました。どこへ行っても自分の足に合った靴が見つからない。私の足に合った靴を選んでくれる人もいない。靴を買い替えるたびに、「足が痛くならない靴って無いものだろうか?」と探し回った憂うつな日々…。

そんな時、1990年に出会った「足に合わせる靴えらび」という当たり前のシューフィッテングの技術とそののちドイツ靴医学と文化に学び、研修を積むうち、今までの認識は180度変わりました。

足は、身体を支えるという大切な役割があります。2本足で歩くという人間の原点からすれば、大変重要な機能を持ち、酷使しやすい箇所でもあります。

特に女性が使用する靴の多くは、バイオメカニクス(生体力学・身体運動学)上、足部に負担のかかる構造のため、姿勢バランスを保てないまま歩き続けることにより、タコやウオノメや外反母趾というような足部のトラブルだけでなく、腰痛・肩凝り・頭痛・冷性・むくみなど、さまざまな愁訴を引き起こす原因となる場合があります。

  • 自分の足に合った靴を履く
  • 使用目的に合った靴を履く

という靴えらびをして、姿勢バランスと美しさを保ちながら、快適に歩けることを大切にしていただきたいと思います。

 

子供の足を育てる、ということ

成長発達していく子供の『足』のこと、ご存じですか?

ヒトは、生後1年程をかけて2本の足で歩けるようになっていきますが、歩けた時が〝足と歩行の完成〟ではないのです。
むしろ成人してからの足のトラブルのほとんどは、6歳までの足づくり=の機能の発達の影響を受ける、と言っても過言ではありません。

そしてその足の発達に大きく関わるのが、子ども時代に履く〝靴〟です。

足の骨格と機能、歩行運動の発達過程の大切な子ども時期に、足と一体になる靴が、なんといい加減な選択をされていることでしょう。

窮屈で痛い靴や、大きすぎて歩きづらく疲れる靴を、大人たちは、履かないようにできる選択がありますが、子ども達は「足はすぐに大きくなるから、もったいないので」と大きめの靴や、足に合っていない靴であっても大人たちの無知のままの選択で履かされているのです。

大切なお子さんのからだの発達や一生の健康を、間違った靴えらびで、阻害しているとしたら!?

靴の仕事をしながら、1992年に娘を出産し、その子に履かせる靴を探すために、子どもの足の発達のメカニズムを知り、日本と欧米の子ども靴の違いを調べ尽くしました。残念ながら当時、国内では納得のいく品質の靴が見つからず、フランスから一足の素晴らしい革製のひも靴を輸入し、綺麗に立ち、元気に歩きまわり、健やかに育っていったことがきっかけで、日本の子どもたちにも、健康な足の成長をもたらしてさしあげたくて、ヨーロッパの子ども靴を普及させたいと輸入販売したのが始まりでした。

靴を販売するだけではなく、まずは「子どもの足の発達と靴えらびの大切さ」を多くの方に知っていただくために、啓発活動として講演や相談会をしながら、たくさんの子どもたちの足と歩行と靴を見て、シューフィッテングを続け、2018年で25年を迎えます。

そして・・・
「もっともっと 足と靴について知ってもらいたい」

という願いを込めて、1998年、『フラウ』として京都市で独立開業し、2011年、更に女性と子どもたちの心と身体の健康をサポートするために、会員制のウェルネス&シューズサロン『フラウプラッツ(女性の広場)』をオープンしました。

2018年、フラウ創業20周年を迎え、今までにない新しいスタイルのフースウェルネス・フラウプラッツとして『フラウプラッツ東京』がオープンします。

このホームページと私どもが、これからも皆さまと大切なお子さまの健康を靴を通して支え、お役に立ちたいと願っております。

フラウプラッツ京都本店
フラウプラッツ東京
代表 伊藤笑子 

伊藤 笑子(いとうえみこ・フラウプラッツ代表)プロフィール

保健学修士(MHSc)
マスターシューアドバイザー
日独小児靴学研究会共同代表および常任講師
小児靴カウンセラー養成指導者
整形靴技術者
MBT正規認定トレーナー
ウォーキング指導員
日本靴医学会会員
日本整形靴技術協会正会員
日本子ども学会正会員

京都市出身。2015年新潟医療福祉大学大学院修士課程修了。

1992年よりドイツ・東京にて数々のドイツ整形外科靴マイスターに師事し、整形靴技術および靴医学を修得。子どもの足と靴の大切さを啓発し、子どもたちの足を健康に育てるため、1993年ヨーロッパから高品質な子ども靴を輸入し、足計測を伴ったカウンセリング販売を始める。

1996年インターネット上に「子どもの足と靴の相談室」を開設し、子どもの足の発達と靴選びについての国内初の専門ページを開設。子ども靴に特化した専門店フラウの経営と子どもの足の形態調査を行い、研究および学術発表を続けている。

新潟医療福祉大学大学院にて靴人間科学研究の第一人者 阿部薫教授に師事し、2015年保健学修士号を取得。監修書籍に「3歳までの子育ての教科書」(アスコム)の単元「子どもの健やかな成長は、靴選びから始まります!」。主要論文に「幼稚園児におけるアーチ形成過程の時系列的検討」「幼稚園児の年代別にみる足部形態の考察~足の状態に応じた園内履きの選択指標を目指して~」、主なテレビ出演に毎日テレビ放送の「ちちんぷいぷい」、関西テレビの「痛快!エブリディ」などがある。

2万5000人以上の子どもの足に対するシューフィッテング実績を持つシューアドバイザーとして、子ども靴業界のパイオニアであり、専門学校、靴販売店、 NPO法人などで実技指導を担当し、保育園、幼稚園、子育てのサークルなどで一般向けの講演活動も行っている。

2016年、子どもの足と靴の正しい見地を《小児靴学》と位置づけ、専門者の育成と子どもの足と靴の知識の標準化を目指す、日独小児靴学研究会を樹立し、塩之谷整形外科病院副院長の塩之谷香医師とともに共同代表および常任講師に就任。

2018年、東京における「小児靴学に基づく足育講座」の開催と「足と靴の相談会」の活動を経て、フラウプラッツ東京を開業。「フース・ウェルネス=足元からの健康」を提唱するため、京都本店も移転しサロン化する。また、日独小児靴学研究会において、他職種連携のできる日本初の「小児靴カウンセラー」を養成し第一号3名を輩出。

自店の小売業にとどまらず、専門者、専門店の構築とネットワーク化を図り、高機能な小児靴の普及に務め、現在に至る。


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